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海外転職のハウツー/マレーシア編

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こんにちは!ディレクターの福島です!

本日は悲しいお知らせです。福島、今月をもって退職します…!
新卒から2年11か月ほどお世話になった㈱コンテンツですが、新たな世界へとはばたくため転職を決めました。

新たな世界へということですが、本当に”世界”へはばたきます。

次の就職先は………

マレーシアです!!

??マレーシア??という人もいると思うので、ざっくりマレーシアという国を説明すると……

  1. ・東南アジアに属する、マレー半島南部とボルネオ島北部を占める連邦立憲君主国家
  2. ・多数の民族で形成される多民族国家なので、英語、マレー語、中国語など複数の公用語が存在する
  3. ・2020年までに先進国の仲間入りをすることを目標とする「VISION2020」をスローガンとして掲げ、成長著しい今注目されている国の一つ

です。

なぜマレーシアなのかはおいおい説明するとして、今回最後になる僕の記事ですが、
僕の経験をもとに海外転職のHow-toを紹介したいと思います!

退職する会社のオウンドメディアで転職の話をするとか不謹慎極まりないですが、ご容赦ください。

前置きはこれくらいにして本題に入りましょう!

 

まず最初にやること

それはもちろん移住する国を決めることです。

何をする為に、どこに行くのか。

海外移住とは言え、どこにでも行けるわけではないですし、行先によって目的も変わってくるので、国が定まらないまま転職活動を続けていると思うように進みません。

まずは、目的を洗い出し、それに合った国をリストアップしましょう。

僕の場合は、発展途上国多民族の共生に興味があったので、大学のころ短期留学していたマレーシアを選びました。もともと子供のころに数年パキスタンに住んでいたこともあり、イスラム教の文化にも興味があったので、マレーシアは僕にとってうってつけの国です!

この工程は後々採用選考に進んだ際にも役に立ちます。

実際に選考に進んだら「なぜこの国なのか」という質問はほぼ毎回聞かれました。採用する側の企業としても、すぐにやめられて帰国されることは避けたいところです。海外転職で起こりやすい環境のミスマッチを防ぐためにも、海外転職の手順のなかでも特に時間かける必要がある、重要なステップの一つです。

移住先のリサーチをしよう

移住したい国が決まったら、その国の治安や政治情勢ビザの取得方法文化や生活スタイルなども調べておきましょう。

治安/政治情勢

日本は世界でも有数の治安がいい国なので、警戒意識の低さから日本人が海外で犯罪に巻き込まれることが多々あります。警戒し過ぎはよくないですが、最低限の情報は収集しておきましょう。

海外の治安に関しては、外務省が運営している「外務省 海外安全ホームページ」が参考になります。

ビザ

ビザの取得方法も確認必須です。就労ビザの場合、観光ビザと違い幾つか条件が用意されている場合があります。特に先進国などの場合、一定の大学を出ていないと審査が通らなかったり、といった条件もありますので、移住する国を選ぶ際に要チェックです!

各国の外国人の就労ビザに関しては、「JETRO(日本貿易振興機構)のサイト」に情報が載っているので参考にしてみてください!

文化/生活スタイル

あとは、文化/生活スタイルです。ここも意外と重要!移住先で人々が何を食べてどう生活しているのか、また既に移住している日本人の先輩たちはどのように生活しているのか、はチェックしておくといいですよ!
東南アジアを例に挙げてみると、トイレが汚かったり、食事が口に合わなかったり、と移り住んでみないとわからない問題は山ほどあります。 こういうことに備えるには、先輩移住者の方々のブログをチェックするのがおすすめです!

僕がマレーシアをリサーチしていた時に参考にしていたのは「くろこハウス」という現地在住の方が運営されているブログです。

移住準備から移住先のマレーシアでの生活情報などがまとめられているのでとても参考になりました!

 

転職サービスに登録

さて、リサーチが終わったら、次に待っているのが転職サービスへの登録です。

日本の転職サービスでも、国外勤務の募集を見つけられないわけではないですが、求人数が少ないので、僕は現地に特化した採用サービスをおススメします!

意外と簡単に見つかります。マレーシアの場合は「マレーシア 転職」で検索すると結構出てきますよ!

因みに僕がお世話になったのは「KL WING」というサービス。

マレーシア国内の求人数はこのサービスが一番充実していた印象です。

転職サービスに登録したら、まずはエージェントと面談をします。
面談の際に、自分が就職したい業界や前職の経験などを聞かれます。また、マレーシアの場合は英語が必須の求人が多い為、現地人のスタッフと語学力テストをします。この面談の結果から、自分に合った求人が紹介してもらえます。

選考へ

紹介された求人の中から応募したいものを選び、選考へ進みます。
僕の場合、内定までの選考フローはこんな感じでした。

入社100日前:応募(履歴書、職務経歴書+英語レジュメ、英文職務経歴書)

入社95日前:書類選考

入社90日前:一次面接

入社85日前:二次面接

入社80日前:最終面接

入社70日前:内定!☆彡

ここからビザの申請が始まります!

日系企業の場合、日本語の履歴書・職務経歴書のみでOKなところもありますが、たまに英文レジュメの提出を要求される場合があります。英語レジュメはノウハウがないと作成に意外と時間がかかるので、選考に進む前にフォーマットだけでも用意しておくことをおススメします!

マイナビ転職さんが書き方をまとめてくれているので、よかったら参考にしてみてください!

あと重要なのが面接。面接はSkypeで行うことが比較的多いです。大手企業の場合は最終面接だけ現地で、というケースもあるみたいですが。

因みに、Skype面接ではいくつか気を付けるポイントがあります。

Skypeで気を付けるポイント

・安定したネットワークに接続されていることを確認する!

自分のPCのネットワーク環境が原因で面接が中断してしまう危険性があるので、事前にしっかり確認しておきましょう。

・静かなところを選ぶ!

公衆Wi-Fiが使えるからといってカフェなどで面接をすると、周りがうるさくて聞こえづらいくなる場合があります。なるべく自分の部屋、もしくは貸し会議室などの静かなスペースを確保して面接をするようにしましょう。

・カメラの高さを調整して、上から目線にならないようにする!

これは結構盲点です!テーブルの高さによっては上から目線に見えてしまうことがあります。なのでなるべく、PCのカメラが自分の目の高さに来るように調節しましょう。

内定

さて、無事選考も終了し内定がもらえたら次はビザの申請に移ります。ビザの申請にはいくつか用意しなくてはならないものがあります。

マレーシアの場合はこんな感じ。

■ ビザ申請の為に用意するもの

・雇用契約書

雇用契約書は、転職先の会社が用意したものにサインするだけです。

・英文レジュメ

英文レジュメは、選考の際に提出したものでOK。

・パスポートの全ページコピー(カラー)

パスポートは有効期限6ヶ月以上のものが対象です。表紙から、白紙のスタンプが押されていないページ、裏表紙もコピーしましょう。基本提出は紙ですが、データでも残しておくことをおススメします!

・背景が青色の証明写真×2(カラー)

証明写真機で撮影できます!サイズは 縦5.0㎝x横3.5㎝ です。

・英文卒業証明書&成績証明書

最終学歴(大学/高校)に申請して取得することができます。発行にお金がかかるので、詳しくは学校のホームページを参照。

パスポートのコピーと証明写真はすぐに用意できますが、英文の卒業証明書・成績証明書は申請が必要で、申請から手元に届くまで1~2週間程度かかります。なので内定をもらったタイミング、もしくはそれより早く申請を出しておくことをおススメします。

ビザ取得

やっとビザがおりました!マレーシアの場合は申請してから降りるまで、約1~1.5か月はかかります。渡航日と勤務開始日が決まるのはそれからですね!とりあえずひと安心。しかし渡航まで引っ越しやらなんやらかんやらで、まだまだ忙しい日々が続きます……。

困った話

渡航予定は3月中旬、この記事を書いているのは2月末ですが、現在コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている真っただ中。韓国に次いで3番目に感染者が多い日本ですが、現地の情報によると近々マレーシアでは日本からの渡航者を入国制限するとかもしれないという噂もあるのだとか…。そうなると、コロナウイルスの被害が落ち着くまで渡航できないことになります。困った…。

僕が渡航するまでに何とか落ち着いていることを祈ってます!

 

国内転職との違い

海外転職をする中で感じた、国内転職との違いを箇条書きにまとめてみました!
ざっとこんな感じ。

用意しなければならない書類が多い!

How-toでも書いてますが、履歴書・職務経歴書に加えて英文レジュメや英文職務経歴書、そのほかにパスポートのコピーや契約書のやり取りなど、意外と時間&根気が必要。

会社訪問ができないケースが多いので面接を通して情報を得る必要がある

面接をすべてSkypeで行うケースが多いので、面接の時間内で会社の雰囲気など、実際に行ってみないとわからない様な情報を得る必要があります。

必然的に引っ越す必要がある

これが思ったより大変。色々と解約したり、整理しなくてはならないので、渡航までは結構忙しいです…。

ほぼ毎回一次面接では、「ご両親の了承は得てますか?」と聞かれる

恐らく特に若い人の単身移住の場合は聞かれる質問だと思います。僕は家族で海外に住んでいたこともあるので、特に反対されることもなかったですが、海外経験がない家庭の場合「海外移住」はハードルが高いかもしれませんね。事前にご家族、ご両親にはしっかり相談しておきましょう!

語学力のスキルも必要

もちろん語学力不問の求人もありますが、少なくとも英語、もしくは中国語が喋れると給与帯も変わります。あと、応募できる求人の選択肢が増えます。東南アジアだと現地の言語を習得しているとさらに重宝されます。

移住先の国の治安/情勢を定期的にチェックする必要がある

特に2020年2月現在の場合は、コロナウイルス関連の情報をチェックする必要があります。そのほかにも、ビザの取得条件が変わったりすることなどもあるので、逐一確認しておいた方がいいですね。

「外国人」になるということ

当たり前ですが、海外に出たら日本人は外国人になります。「外国人になる」ということを言葉では簡単に言えますが、立場や環境の変化は心身ともにとてもストレスフルなことです。日本にいれば当たり前の様にできていたことも、そう簡単にはできなくなることも多々あります。

しかし、必ずしもマイナスな事ばかりではありません。

日本にいると見えなかったものが、視点が変わることによって見えるようになったり、自分のアイデンティティーを見つめ直す機会につながったりと、社会的マイノリティーだからこそ得られるモノもたくさんあります。

メジャーリーグで活躍したあのイチロー選手も、引退会見でこんなことを言っています。

“「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと、アメリカでは僕は外国人ですから。このことは、外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。

孤独を感じて苦しんだこと、多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことではないかと感じています」”
出展:海外で働く孤独から得られるもの。イチロー会見に在外日本人が共感したこととは | BUSINESS INSIDER

この言葉は、僕が海外転職をしようと思ったきっかけの一つです。
必ずしも楽しいことばかりではないかもしれないですが、いずれ自分の力になることを信じて、マレーシアでも頑張りたいと思います!

まとめ

ということで、ざっと僕の経験をもとに海外転職のHow-toをまとめてみました。ざっと書きましたが、最初のステップから内定まで1年~1年半はかかっています。
人によっては僕と同じくらいかかる人もいれば、1ヶ月ほどの短時間で一気に決めてしまう人もいます。ただ、日本での転職と違い、生活環境も文化も全く違う場所に行くことになるのでなるべくじっくり時間を使って進めることをおススメします。

それではまたどこかでお会いしましょう!

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