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知らないと時代に乗り遅れる!?今流行りのデジタルサイネージについて徹底解説!

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こんにちは。ディレクターの小川です。
刺繍が趣味なのですが、梅雨の時期は外に出るのが億劫になるのでその分余計に作ってしまいます。ただ作るのが好きなので売ったり発信したりはしていないのですが、せっかく作ったものをそのまま捨てるのもかわいそうなので、刺繍専用のインスタアカウントでも作って投稿しようかなぁと企んでいる今日この頃です。

さて、今回は、最近なにかと話題の「デジタルサイネージ」について、基本的なことから実際の導入方法まで解説します。

「名前だけはよく聞くけど実際どんなものなの?」

「導入してみたいけど、よくわからないし敷居が高そう」

そんな疑問や不安を抱えている方はぜひ最後まで読んでみてください。

目次

デジタルサイネージとは

デジタルサイネージってどんなもの?

デジタルサイネージとは、ディスプレイなどの機器を使って情報を発信するメディアです。

従来は看板や掲示板などに表示されていた情報を、ディスプレイなどの電子機器を使って表示していると考えればわかりやすいですね。ですので、「デジタルサイネージ」をディスプレイ単体のことだと思っている方も多いのですが、厳密にはコンテンツを表示するために必要な配信機器やネットワーク環境も含めて「デジタルサイネージ」です。

急拡大するデジタルサイネージ

街中の看板や案内板にデジタルサイネージが使われているのをよく見るようになりましたよね。フロアマップも紙からタッチパネルに変わっていたり、新宿の巨大猫も一つのデジタルサイネージです。

なんとなく生活しているだけでも“増えているな”という実感があるということは、業界全体がかなりの速度で急拡大しているということです。

2021年のデジタルサイネージ広告市場規模は594億円の見通し(前年比114%)となり、2025年予測は、2021年比約2倍の1,083億円となりました。

CARTA HOLDINGS、デジタルサイネージ広告市場調査を実施
~2021年のデジタルサイネージ広告市場規模は594億円の見通し、2025年には1083億円と予測~

2025年には1000億を突破する勢いで拡大し続けている。デジタルサイネージ業界。
その背景にはどんな要因があるのでしょうか?

なぜこんなに拡大しているのか

これほどまでに急速にデジタルサイネージが普及している背景には、2つの要因が考えられます。

要因①:省資源化の推進

フロアマップや工事現場の張り紙など、これまで紙で印刷していたものをデジタルサイネージ化することで資源の節約につながります。最近流行りのSDGsの取り組みの一環で取り入れられていたりします。

また、紙だと刷り直して現地に再納品したり、これまで使っていたものを廃棄するなどのコストがかかりますが、デジタルサイネージだとそこを大幅に削れます。
昨今の不況や労働人口の減少などもあるため、物的・人的コスト削減の一環として導入されるケースが多いですね。

企業にも環境にもやさしいオイシイ設備なのです。

要因②:アドテクノロジーの進化

そしてデジタルサイネージは経済的損失を抑えるだけでなく、更なる利益を生む可能性も持っています

広告の重要性は今や広く認知されていますよね。そしてその注目度に比例して、市場もどんどん大きくなっています。YouTuberの様子を見れば、広告がいかに莫大な利益を生むかは火を見るより明らかですね。
そんなお金を生む源泉である「広告枠」を、デジタルサイネージなら簡単に作ることができます。

看板やお知らせの“余白部分”で広告枠を作れるのです。
場所に紐づくものなので、そこを訪れる人の属性に合わせればより効果的な広告を打つこともできますし、もともと人目に付きやすい場所に置くものですからインプレッションも期待できます。なによりデジタルサイネージなので、好きなタイミングで、何種類でも表示できます。

そろそろ導入したくなってきましたか?
それではここから、実際どんな風に動かしているのか、そして導入したいときはどうすればいいかをご説明していきます。

仕組みと導入方法

デジタルサイネージの仕組み

デジタルサイネージは、表示したいコンテンツ(動画・静止画・Webページなど)をSTBという機器に送り、そこからディスプレイに配信する、という仕組みになっています。

…といっても、なんだかよくわからないですよね。ひとつずつ説明していきます。

コンテンツ とは

デジタルサイネージでは、動画や静止画だけでなく、webページやexeなどを再生することも可能です。デジタルサイネージを設置する場所や環境、目的などから適切なコンテンツを選んだり作ったりする必要があります。

STB とは

STB(セットトップボックス)とは、ディスプレイやキーボードのないパソコンです。ディスプレイを分離しキーボードを取り払うことで、お客様からは見えにくい位置に設置できるので店頭の装飾の邪魔になりにくく、操作系統を切り離していることでイタズラ防止にもなります。

ディスプレイ とは

映せさえすればなんでもディスプレイです。テレビみたいなモニターでも、タブレットでも、大型LEDビジョンでも、タッチパネルでもそうでなくても関係ありません。表示したいコンテンツを表示できるものを「ディスプレイ」と呼びます。
ただし、効果的にデジタルサイネージを活用したいのであれば、目的に合うディスプレイは何かをしっかり吟味しなければいけません。目的に合った大きさ・機能があることが大切です。

コンテンツをSTBへ送る方法

上の図には「DLまたは参照」と書きました。
「DL(ダウンロード)」とは、STBの中に表示したいコンテンツを保存することです。
「参照」とは、Webページなど外部にあるコンテンツを毎回読みに行くことです。

コンテンツを頻繁に更新しない場合やSTBの容量に余裕がある場合、ネットワーク環境が不安定な場合などは「DL」が適しています。ネットワーク環境が安定していてコンテンツを頻繁に更新する場合は「参照」が適しているでしょう。
どちらの手法も一長一短なので、理解して使い分ける必要があります。

STBからディスプレイに配信する方法

これにも大きく分けて2つ方法があります。

  1. KIOSKモードで表示させる
    KIOSKモードというのは、1つの特定のプログラムやWebページしか閲覧できない状態に制限することです。この機能はWindowsには標準搭載されています。
  2. 配信システムなどを利用する
    配信システムというのは、いくつかのコンテンツを組み合わせてディスプレイに表示するためのツールです。ものによっては画面を分割できたり、時間を指定して配信することも可能です。

KIOSKモードについては標準搭載されている機能なので、追加料金なしで利用可能です。単一のコンテンツをずっと流し続ける場合に適しています。
配信システムを利用する場合は、別途費用は掛かってしまいますが、画面分割をして同時に複数の情報を流したり、コンテンツの配信時間や順番を設定できます。複数のコンテンツを組み合わせて配信したい場合や、より戦略的にデジタルサイネージを活用したい場合に適しています。

導入に必要なもの

先ほどの仕組みを見ていただければわかる通り、デジタルサイネージを導入するために必要なものはそれほど多くありません。

  • ディスプレイ
  • STB(なければ普通のPCでも可)
  • ネットワーク環境
  • 配信するコンテンツ(動画・静止画・Webページなど)

たったの4つだけ。こう見ると、とても簡単に導入できそうじゃないですか?
一見小難しそうで敷居が高く感じるデジタルサイネージですが、意外と簡単なやつなんです。

デジタルサイネージ導入を支援してくれるサービスや企業もたくさんあるので、自分で環境を整えるのは不安だという方はぜひ「デジタルサイネージ 導入サービス」で検索してみてください。

最後に、弊社の得意分野であるコンテンツ制作から考えるデジタルサイネージ活用例を少しだけご紹介します。

デジタルサイネージ活用例

省スペースで夢中にさせる“キッズゲーム”

設置場所例

不動産屋町の病院美容院など
こどもたちにひとりで待っててもらいたいけれど、たくさんのおもちゃや本を入れる余裕はない施設

できること

小さなスペースに一つデジタルサイネージを設置するだけで、こどもたちを夢中にさせ、親御さんに時間を提供できます。
また、ゲームのラインナップは随時増えていきますので、飽きさせることもありません。

ARを活用した非接触のゲーム大人数で楽しめるコンテンツも取り揃えています。

\ 詳しくはこちら /

SNSと店頭をつなぐ“口コミ掲示板”

設置場所

アパレルや飲食店など小売店舗
SNSでの口コミによって集客が期待でき、さらにその口コミを店頭で流してその場で買ってもらえるお店。

できること

SNSと店頭用ディスプレイ。これまで別々で準備しなければいけなかったものを一つにまとめてみました。

日々頑張って運営している店舗の公式アカウントの投稿を、店頭ディスプレイに最適化した状態で表示できます。
また、#○○店新商品 などのハッシュタグを使ってお客様の声を集め、それを店頭で表示することで、リアルでより信頼感のあるプロモーションとなります。もちろん、そのハッシュタグが盛り上がればお店の宣伝にも。

\ 詳しくはこちら /

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